僕の日記

愛犬デイジー。

愛犬デイジーさんはもういい歳なんで

前みたいに走り回ったりしないけど最近、

調子も良くなさそうで特にここ1年は嫁さんが

こまめに病院に連れて行っている。

 

先日あまり症状が良くならないので嫁さんがセカンド

オピニオンって感じで評判の良い病院に連れて行った。

そしていろいろな検査をしてもらい

 

 

 

 

 

 

「最悪今年いっぱいです・・・」

 

と言われたことを告げられた。

 

血液の病気で先天性のものである可能性が高いが

老化と共に症状が重篤化してきているようである。

 

癌等ほかの病気と違いあまり苦しまずに逝けるらしい。

 

 

「遊べ」「撫でろ」と前足で私を叩くことも

散歩に出ることもなくなり1日のほとんどを

寝て過ごしている彼女を見ながら

 

「もうあと3年ぐらいやのー。」

 

と心の準備をしていたつもりだったが

今考えればどこか他人事だった。

 

 

リアルに告げられた今、心は締め付けられ息苦しくてたまらない。

 

 

彼女はこの事務所兼住宅を建てて半年後の

平成16年6月、生後3か月を経て我が家にやってきた。

 

当時10歳の息子が「絶対俺がちゃんと面倒見るから」と

最初から死なれるのが嫌だから飼いたくないという嫁さんと

そもそも室内犬なんてありえないと思っていた私の反対を

押し切りやむを得ずというどこの家庭にもあるような始まりだった。

 

「ダックスは腰が弱い」

 

と言われ階段の上り下りはさせなかった。

椅子に飛び乗りテーブルにのぼり悪さするのに

とうとう今まで一度も階段は登れなかった。

 

最初からいつも誰かがついていたので

乗り物に弱かったので

 

今まで私達家族がいないところで一晩過ごしたことはなく

車で片道1時間以上のところは行ったことがない。

 

結果私たちは平成16年6月から1度も家族旅行に行っていない。

 

彼女が来てしばらくたってから3歳ぐらいまではスパルタな

躾を行い嫁さんによくダックスはこんな性格だし鉄拳制裁をしても

よく怒られた。確かに本を読んだらそれは意味がないと書いていた。

しかしそのおかげで要領と外面の良い性格になったと思っている。

 

褒めることでもないが・・・

 

一昨日注射を打つ際、腕ばかりから打っていて針が入りにくい為

背中から打ったにもかかわらず動かない彼女を見て

 

「我慢強い子ですね」

 

と言われたらしい。

 

すまん、私は厳しすぎただろうか。痛かったら泣いたらいいし

しんどかったら泣いたらいい。そんなことも我慢させてしまうように

育ててしまったのではと考えるとさらに胸は張り裂けそうになる。

 

昨日ジョギングから帰ってきたら吐いていた。

 

ちょうど嫁さんが出かけており彼女用のタオルが入れてある箱を開けると

そこにはここにきてから今まで買ったおもちゃが全部入っていた。

 

そのひとつひとつはどこでだれがどう思い買い、

彼女がどう遊んだか全部思い出せる。

 

その一つを手に取り彼女に見せる。

 

数年前なら「私のんやん!」と

飛んで取りに来たがもうその面影はない。

 

いつのまにか私は

 

エサをごはんと言い

前足を手と言い

1匹を一人と言うようになっていた。

 

水を飲む音、転がる毛玉、漂うにおい。

 

完全な日常生活の一つはなくなる。

 

 

彼女が逝ったらかっこいいソファーを買おう。

毛やよだれや鼻水で汚されないし!

 

家族でゆっくり旅行にも出かけよう。

留守の心配もないし!

 

不謹慎かな?

 

 

でもこんなことでも考えなきゃ彼女が逝った後に

できる心の空虚を乗り越える自信がないんだよ。

 

 

せめてもう一度トリーミング行って綺麗にしてもらって

仏生山公園一緒に行きたいな、デイジー。

 

2012/ 7/25 13:13

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