僕の日記

栄枯盛衰。

 昨日米子でインデイアカの試合があったのでどうせなら周辺観光もってことで
前日の土曜日に集合し、出発した。

で、石見銀山。

全然周辺ではないんだけど世界遺産登録されたしってことらしい。

 

集落跡や城跡をみると昔の繁栄が偲ばれる。
1526年に博多の豪商が発見してから1923年の休山まで実に400年近い間
続いていたのである。特に戦国時代から江戸時代前期ぐらいまでは
世界的規模から見てもかなり繁栄していたようである。

人間が誕生したのは地球の歴史から考えるとごく最近なのであるが
その最近の中でも変化の速度は現在に近づくにつれ増している。

特に産業革命以後は加速度的に増している。
そして産業革命後の象徴である石油も一説ではあと40年と言われている。

あと50年もしたらサウジアラビア辺りに「ガワール油田」とかいう世界遺産が
できるのだろうか・・・・

石見銀山が世界遺産登録された最大の理由は灰吹法で銀を製錬するのに
必要な大量の木を伐採し続けることはなく戦国時代から将来を見据えた植林を
はじめとする計画を立て実施し、それが休山されて80年以上が経過する今日も
その成果が脈々と続いているからなのである。

今しか、そして消費することしか考えない油田が世界遺産と呼ばれる日が
来るのであればそれは、世界が消費社会を卒業できた後に醜悪な過去を残し
未来への戒めにすることのみ許されることなのであろう。

 

harigami.JPG

ネタになると思って撮ったんだけど今見たら何のネタにもなりません。
ちなみに、出発→ビール→トイレ→ビール→トイレ→ビール
                  ↑このあたりで撮りました。

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