今日の四国新聞に平成21年路線価格が発表されていました。
下げ幅は減少しているらしいが17年連続下落です。
下げ幅が減少しているのも調整区域撤廃に伴うここ数年の下落率が
ひどかっただけなんですな。
いつも言ってますが日本は「一応」資本主義社会なので上がり続ける、
下がり続けるということは原則として考えられません。
そろそろ下げ止まるタイミング(地方の話です)に合わせて
「100年に一度」と言われる(この言い方はあまり好きでないんですが・・・・)
不況が重なり社会の購買意欲を削いだ為、低くなった購買意欲が地価を
上回るまでもうひと下がりしているのが実情でしょう。
なぜ本来なら下げ止まるタイミングかと言うと中古マンションなら10年位、
中古住宅でも探せば10年ちょいで終わるローンが家賃並みで組めるんですよ。
なら転勤族など移動を余儀なくされる立場でない人は普通賃貸より購入を
考えると思うんですが・・・・
また最近の消費ニーズの変化も中古市場に拍車をかけると思われます。
使い捨てや新品・高性能へのこだわりから始まる大量消費時代は萎んでいき
使いまわしやリサイクル・リフォーム・リノベーションを軸とする
消費しない時代への移行は進みつつあります。
今後移行は劇的に進むのではないでしょうか?
そして消費による経済的ストレスからの解放・自分にあったオンリーワンな
ライフスタイル・部分的な自給自足による安心感というキーワードを基に
新たな経営指針を打ちたてられる企業が伸びていくのでしょう。
そう、「伸びていく」のです。何かあれば「不況だから」で何とか延命できればと
考えても今までのスタイルを踏襲していたのでは消えるのは時間の問題です。
逆にこれから定番化するであろうキーワードに対応している企業はごく少数ですし、
新しいキーワードに向かう方法はまだあまり創られていません。
いわば今からスタートなんですから考えれば伸びしろなんていくらでもありそうです。
話がそれてますな・・・・どんな話だっけ?思いつくまま書いて脱線してしまいました・・・・
えーっと、だから地価については不況とタイミングが重なってしまい購入者の
不安感が増大中の為必要以上に下がってますが、新しいキーワードを構築中の
主に20~30歳前半ぐらいの若者により新しい価値観のもと地価も下げ止まり
新たな局面を見せることでしょう。
17年下がり続けると聞けば上がる気がしないですが戦後からの経緯を
見ればどうでしょうか。周りの主観的・限定的な情報に基づいた意見に
右往左往せず極小と極大の双方を使いこなし、事実だけを基に客観的・理論的に
判断できる目と頭を持ちたいもんですな。
昨日久しぶりに雨らしい雨だったので写真撮ったんですがこれ見たら
あんまり大したことなさそうですな・・・・