僕の日記

紳士な人。

 昨日はうちの助っ人できてくれているY木君のチームの助っ人で琴平である。
Y木君はいつもニコニコしてて面白いそして明るくて爽やかな好男子だ。
しかし私と私の周りの人間の例外にもれず最近不調である。
その上技術はありそうなのだがプレッシャーに弱い。

って人の事を寸評する余裕はないのである。
1番ショート。何故かメンバーと助っ人の人数が半分ずつ・・・・
メンバーはうまそうな人ばかりにも関わらず気を使って下位打線とベンチに
まわる。全くジェントルなマン達である。

で、試合が終わる。
帰りの駐車場でジェントルなマン達の中でも一番ジェントルなマンと話をする。

「いやぁー、いい試合でしたねぇー。」
「いやぁー、助っ人にならなくてスミマセン。」
「ところでいくつです?」
「41です・・・・」
「えーーーー!年下かと思ってましたよ!」

っと驚かれる。しかしそれは多分若く見えるという驚きより

1ヒットでセカンドから激走してホームで滑り込んで泥だらけになりながら
間一髪アウトになるようなプレイを41にもなってやっていることに対する
呆れが過半数を占めているように思えるのは私の勝手な深読みであろうか・・・(泣)

「いやぁー、年甲斐もなく下手の横好きでついつい熱くなってしまって・・・」
「そんなことないですよー、また揃わない時はぜひ来てくださいよ。」
「いつでも来ますんでぜひ声かけてください。」

「なんなら電話番号を・・・」

おっと、落ちつけ俺。
数時間前に初めて会ったばかりでお互い名前も知らないのに・・・
しかもその数時間のうちに一つ間違ったら年甲斐もなくちょっと痛い人?
とか思われてるかもしれないのに・・・・傷口を広げ引かれそうである。

「いやまたよかったらY木君通じてでも誘ってください。」

と即座に訂正する。そしてあっさり爽やかなイメージを演出する為
あえてプレーの話とかせずに

「じゃあお疲れさんでした。」
 

と車を出す。

 

 

「ガリガリガリー」

縁石にホイールをこすりつけている俺・・・・・

全然爽やかでないのである!

止まるのも恥ずかしく強引に駐車場から出る。

そしてちらっとミラー越しにジェントルなマン君を確認する。
 

何もなかったように道具を片づけている。

聞こえないはずないのに・・・・

最後までジェントルな彼なのであった。

kizu.JPG

ええおっさんが肘擦りむいてるし・・・・

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