僕の日記

僕とラット

「ラットレースから抜け出せ」

8年ほど前に出会い衝撃を受けた本「金持ち父さん貧乏父さん」にある中で
最も印象に残った言葉の一つです。
今がんばっている私と同年代の多くの投資家のキーワードともいえるでしょう。

しかしこの言葉を始めとするいろいろな物事の根本的なことについて
ここ数年ぼやーっとした違和感が付きまとっていました。

自分自身の労働力を換金→衣食住・教育・保険・レジャー費用

の流れを

資産(株・不動産等)からの収益→衣食住・教育・保険・レジャー費用

に持っていくことが極々簡単に言えばラットレースから抜け出すことです。

そしてその過程として

自分自身の労働力を換金→無駄を削った衣食住・保険・レジャー費用
        ↓
削った費用分を収益を得られる資産の形成

そして何が無駄にあたるか?

衣・価格との妥当性はあるか?盲目的なブランド信者になっていないか?
食・外食より良い内食をきちんと考えているか?
住・自分の人生設計、ライフスタイル、収入に合った形態の住居であるか?
保険・貯蓄とのメリハリをつけているか?過剰な保険内容ではないか?
レジャー・本当に車が要るかどうか費用対効果をシュミレーションしているか?   

ってとこが大雑把なチェックポイントでしょう。

情報を収集し考え日々の無駄を省くことによって捻出したお金を投資し、
お金を生んでくれる資産を形成することがラットレースを抜け出す第一歩
とも言えるでしょう。

私が感じるぼやーっとした違和感ってのはどうやらこの次の段階のようです。

第一歩を踏み出すのはもちろん目標に向かってです。

とにかく10年ぐらいで好きなようにお金のこと気にせず遊んでも平気な
ぐらいとか言うある程度大きな資産からのキャッシュフローが目標であれば
ラットレースをクリアしたら競馬へとステージが変わりそれをクリアしたら
F1レースへとステージが変わるだけになるのかもしれません。
ステージが大きくなると周回レースをしていることに気づかなくなりレースから
脱出したと錯覚することもあるでしょう。
下手をすればいつのまにか目標に対する手段であるレース自体が
目標になり文字通り迷走してしまいかねません。
しかしうまくF1レースから抜け出せれば大きい遊びさえしなければ
目標を達成しラットレースから抜け出したといえるでしょう。

また、逆にお金がなくても生きていけるだけの衣食住があればいいという
目標もあります。こちら側の極論は完全自給自足生活でしょう。
別の意味でラットレースを抜け出しています。

設定する目標によってラットレースに対する概念が大幅に変わってくることは
間違いないように思えます。

また第一歩を踏み出す際に自分の置かれた環境によっても目標への
到達コースは変わるでしょう。細かく考えれば誰一人として同じコースは
ないということです。
サラリーマンなのか自営業なのか資産家なのか、自分の年齢、家族構成、
親の遺産、居住地域等条件を抽出すれば多岐にわたります。

『現時点での最終目標及び自分の環境』

これをきちんと考え詰めればいつまでにどれだけの資産がいるのか
資産の種類は何なのか(当然普通預金ってのも資産です)、

どこまでをレースと括りどこまでレースに関わるのか・・・・

ずっとラットレースのまま続けるのもありだし、ラットの散歩でもいいし(苦笑)

うまく言えませんがそのあたりが「ぼやーっとした違和感」だったんでしょうね。
今回の世界同時不況を迎え少し「ぼやーっと」が「うっすらと」ぐらいに
なってきました。意味わからんですな・・・・(苦笑)

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