手に入れるものと手放すものは普通に生きていけば原則として表裏一体である。
若さを失い経験を手に入れる。
労力やそれに伴う時間を失いお金を手に入れる。
お金で例えるなら破産や受刑というリスク(マイナス)を手に取ることにより
得ることもできよう。リスクのない立場を手放すとも言える。
家族を手に入れれば独身を手放す。
自由を手に入れれば安定を手放す。
(まあ若さについては時間軸が変動しない仮定の次元で生きているので
手放すって表現は適当でないかもしれません・・・・)
だからどうなんだと言われそうですが、まずここをきちんと客観的に
理解できているってのが一番大事なところでありスタートなんですよね。
簡単なことのようですが手に入れることばかり、若しくは手放すことばかり
つまり物事の片側ばかりに目を奪われてそれ自身がスタートラインにたどり
着けない最大の要因であることに気が付けず運や他人のせいにして愚痴を
こぼす人は少なくありません。
で、このスタートをきちんと把握したらどうするの?
簡単です、スタートがわかったら走り出せますよね。
少しでも手放すものを少なく、手に入れるものを多くするよう考え、実行して
いけばいいだけです。「言うは易し行なうは難し」ですがね・・・
若さは確実になくなっていくものです。それに対し足掻かず受け入れ且つ、
なだらかにする方法はあると思います。(少なくとも私の中ではあります・・・・)
その中で経験の密度を上げていくのです。生きていたら出会ういろんな案件に
正しく向き合えばそれだけでも充分密度は上がるでしょう。
5若さを手放し5経験を手に入れるところを3の若さを手放す代わりに8経験を
手に入れようってイメージですな。
お金に例えれば10お金を手に入れるために10時間(うち7は労力と重複)手放す
ところを7時間(うち4は労力と重複)にすることも可能でしょう。
労力の密度を上げるのです。人に出来ない独自性を創出する、綿密なプランに
より効率化を推し進める、頼れるブレーンを作るということ等が先程言った生きて
いたら出会ういろんな案件に正しく向き合うということです。
決して立場ある人が放ったからとか大勢の人が言ったから(世間では常識とも
言われてますな・・・)ってのを正しい基準にしないことですな(もちろん正しい時も
たくさんあります)。それは途中で正しく向き合うことを放棄しているに等しいからです。
正しく向き合ったらいろんな矛盾点に気づきます。
10得るには他の10を手放さなければいけない。一見正しそうですがこれを算数と
して捉えること自体から見直さなくてはいけないところなんですな。
冒頭でも書いているように得るものと手放すものが表裏一体であることは
得るものと手放すものとの値が必ずしも一致しなくても矛盾とはならないでしょう。
しかし常識が間違ってないことも少なくないように得るものと手放すものとの値が
一致するのも、いやさせるのも人によっては間違っていないんですよね。
それを傲慢に「効率が悪い!」と得意げに、さも自分の考えが深いところに達して
いる(かどうかはかわらない)ことを見せ付けたがる輩は10得るのに少しでも手放す
物を少なくと考え詰め、結局得るには手放す表裏一体に気づくことから始まる
スタートラインを逆走し始めているんでしょうな・・・・・
だって何を持って「効率」を定義するのかさえ人の立場や環境、タイミングによって
変わってくるもんですしね・・・・
世間を愚痴ろうと思ったんだけど結局自戒の文になってしまいました。
文章のストーリーとしても当然焦点がぼやけてるってもんですな・・・・
まあいいか。 (苦笑)