昨日の夕方に林野火災があり出動した私は
現場で筒先を持って残火処理を行っていた。
わずかな火種が残っているだけで、風に煽られ再び火事になることも
少なくなく、念には念を入れて消火しなければならない。
他分団のホースを分岐させてもらいうちのホースをつないだのだが
1本しかつながなかった為、焼けた竹藪の奥に見える煙にうまく放水できない。
「もう少しホース伸びんすかー?」
とやや後ろでホースを支えてくれている先輩に伝えると
「やってみるわー。」
との返事。
分岐地点まで行ってこちらに寄せてくれているらしく
ホースが奥まで入り始めた。
のはいいのだが、パンパンに水の詰まったホースはホースと言うより
棒である。その棒が竹藪を突き進んでいるのである。
そしてその棒の先を持っている私は
放すわけにいかず、
その結果、自分の意思に関係なく
バリバリと音を立てながら真っ黒な竹藪を突き進む羽目になった。
せめて竹藪の隙間を見つける時間ぐらいくれ!(泣)