人に教えるってことは非常に難しい。
それでも教えるのなら全てのことに通ずる
基本中の基本からであるが、それは地味なこと
ばかりで聞いていてもあんまり楽しくない。
基本を教えて理解し行動し続けられる人は
そもそもあんまり教えることはない。
大体は暮らしで言ったらお金持ちになる方法とか
外見で言ったらハンサムに、スマートになる秘訣とか
スポーツで言ったらスーパーアタックの決め方とかが
もしあれば教えてほしいってとこだろう。
それらへの一番近道が基本なんだけどそれを教えても
右から左である。基本とそれらが繋がらないからだろう。
結果、「教える」という行為は独りよがりになりかねない。
まだ「聞いてもらう」の方がベターであろう。
自分の現状を把握し問題点を整理しなければ聞けないからである。
そんな面倒なことをしてまで聞くのは「教えてほしい」からである。
「教える」という点でなく
「教えてほしい」→「何がどうわからないのか考える」→「整理して聞く」
→「教えてもらう」→「聞いて当てはめる」→「実践し続けてみる」
という線こそが「教えること」でありそのスタートは「教えてほしい」
である。即ち「教える」ことは「教えてほしい」と思わせることである。
難しいとか言いながら遠回しに教わる人間の力量不足を嘆いているが、
紐解いていくとそれは教える人間の力量不足だっていうことですな。