先週の土曜日、あまりにも気持ちいい天気なので久しぶりに自転車に乗った。
空気や景色を楽しみたいのだけど、だんだんむきになって走りいつもしんどい目を
するので今回は最遅記録を作ってやろうと思い自転車にまたがった。
少し汗ばむ陽気であったが長袖を着ていったのは正解だった。
いつものコースである塩江の山奥に入って行くともうすでに耳と指先がかじかむ。
しかしそれは一足早い冬の到来を文字通り肌で感じられ心地よいものであった。
果たして往路は最速記録から12分ほどの遅れであった。
この12分が空気や景色を五感で触れられる趣を生みだしてくれるのである。
早い遅いの括りでなくこの12分のような自分自身の至福の時間を生みだすことが
できる速度を見つけることは閉塞感溢れる今の社会にも大いに当てはまることでは
ないだろうかと思えてならない。