深刻な不景気が続いている今日この不頃。
しかし衣食住は必要である。私はそのうち住を担う仕事に携わっていますが最近よく思うのは
今って結構買い時とちゃうんかな?ってところです。
給料が下がった、先行きが見えないので家は買わない・・・・
人の数だけケースが存在します。親と同居する。もしくは親が持っている家を使っている、
もう家を手に入れた(ローンを完済した・自己資金で買った)とかいうラッキーな人や
すごい人を除けば家は買わなくても借りるお金がいります。家はいらないという人もいますがね・・・
じゃあ「マイナスの要因=家を買わない」で完結したのではもったいないですよね。
もう少し考えをやめずに続けて見ましょう。
仕事に転勤はなくこれから先少なくとも10年以上は動く予定なし。今度小学校に上がる息子が
いるので動くならそれまでに。家賃は3DK駐車料2台分、共益費合わせて68,000円。4人目の
家族もできこれからは多少手狭になることが予想される。
買わなくても賃料の68,000円は必要なのである。
しかし先行きが見えずローンが不安の材料になるのを恐れる。
じゃあ賃料の68,000円は不安の材料にならないのか?
じゃあ68,000円エンドレスに払い続けるのと68,000円を15年間払い続けるのとどっちが
不安の材料であろうか?
そりゃ自分の思いどおりなものは買えないかもしれない。しかしだからといって考えることを
止め現状を惰性で進んでいいものだろうか?
100%が無理だから30%の現状でいいのではなくきちんと考えれば10%や20%は上積み
できるものである。
足掻こう!
上の例えで行くなら約1040万円の借り入れが可能である。
(年利2.2%、15年返済での概算・資格者に限る)
諸費用分として50万円を自己資金でかき集め、100万円をリフォーム費用として考えれば
940万円で気に入った物件を見つければ理論上は上の考えを実行できるのである。
当然返済額を増やすことが可能なら予算をあげるか支払期間を短くできるし、逆に今よりまだ
楽にと考えれば返済期間を延ばしたり予算を下げたら可能である。
そしてそう考えたら漠然と見ていた物件情報も現実味を帯び、楽しく見ることができる。
そして現実味を帯び出してくれば何とか不動産の流通をきっかけに景気浮上を目論む国の
住宅取得促進に関する出血大サービスも見えてくるのである。
フラット35の100%融資及び無担保での複数つなぎ融資。
最高3500万円までの贈与について相続時精算課税制度の適用。
暦年課税でも住宅取得については610万円までの贈与について非課税措置。
長期優良住宅を新築等した場合の各種(ローン控除・固定資産税等)減税の上乗せ。
探せばまだまだいろいろあります。
やっぱり買い時かもしれません。
贈与の相続時精算課税制度については別のところでもう少し書きたいと思っています。
久しぶりに不動産屋さんらしい日記ですな。