売買仲介の目的は売主と買主自身、またその周りで
トラブルが現在から将来にわたりないように、
且つあらゆる条件で双方が喜んでもらえるように
話をまとめることである。
そして最たる手段は不動産にまつわる法律を駆使し
調整し納得していただいた上でルールを作る。
しかし法律は主にトラブルを解決したり回避したりするときに
力を発揮するものであり人間関係や双方の認識が良好なところへ
わざわざ持ち出すと却って仇となることもある。
いや、そんな微妙なバランスの上に立っている人間関係や認識では
危ういのでこの際きちんと法律に乗っ取った文面にして取決めすべきである。
という正論は正解の一つである。
いや、それが
「トラブルが現在から将来にわたりないように、且つあらゆる条件で
双方が喜んでもらえるように話をまとめる」と言う目的に沿う手段なのか?
(法的に)美しく話をまとめると言う自己満足に陥らないのか?
と言う疑問も正解の一つではないだろうか。
心掛けているのはまず、上の正論と疑問をさらけ出せることができ
それでも誤解なくわかっていただけるような売主、買主と信頼関係を
構築することである。
私一人でベストな売買を作ることができるなんて考えはおこがましい。
信頼関係を築けた売主買主と一緒にベストな売買を今も模索し続けている。