年末実家に餅つきに行った際、親父が電動アシスト自転車を入手しているのを私は見逃さなかった。
そして先週、声をかけられた新年会は片道15k、何の交通の便もないのどかな郊外である。
かねてから頭の隅にあった「電動アシスト自転車購入計画」は頭の中心へとその位置をかえ、
具体的な購入までの道筋ができる。
その第一歩が「親父の電動アシスト自転車で往復30k試乗体験ツアー」である。もはや新年会はついでですな・・・・・
トゥルルルルー
ガチャ
「もしもしおれやけど新年会行くんで自転車貸してくれ」
「ええぞ」
「でも電池の容量がもうないわ」
「じゃあごめんやけど充電しといてくれ」
「ええぞ」
「でも若いモンが電動とか使うなよ」
「うーむ」
ガチャ
プーップーッ
まあ往復30k自転車で新年会に行くって言ったら若いモン(若くもナイデスガネ)でも許してくれるだろ、
と勝手な解釈をする。
早速試乗する。
!!!だめだ、確かに若いモンの乗り物ではない!!!
楽すぎる・・・・・・・
それは発進時、上り坂、向かい風の時に効果を発揮する。
心地よすぎる・・・・・・
この楽さに浸りきってしまい堕落する自分がちらつき妙な良心が痛む。
自分に負けるのか俺!!!
かたくなに極寒時でもパッチを拒否する「武士は食わねど高楊枝」をライフスタイルとしている
私としてはまことに遺憾です。だんだん意味不明デスナ・・・・・
果たして15kを35分位で走ってしまい待ち合わせ時間より早く到着してしまう。
そして酔いも覚め新年会終了後再び愛車親父の電動アシスト自転車で帰路に就く。
ペダルをこいでいるので体も適度に温かい。はっきり言って快適である。
心地よさは帰り道がてらに売却依頼をいただいている物件や査定の依頼を受けている物件を
見てまわるという行動を私にとらせる。変なところで仕事熱心デスナこの時間帯(午前2時半ぐらい)なので人もおらず
じっくりチェックできる。
そして査定依頼を受けている一棟売り収益マンションの境界を確認しに自転車置き場の奥に入る。
昼間は人の目も気になるし助かるなぁとか思いながら。
そしてそこで入居者であろう自転車を置いていた若い女性と鉢合わせる・・・・・・・
午前2時半に自転車置き場の奥の暗闇から男がいきなり出てきたら誰でも焦りますな・・・・・
完全に変質者ですよ!確実にに昼間より人の目は気になることにようやく気づきました・・・
「いやぁ、境界をチェックしてたんですよー」とかいっても言い訳どころかかえってマイナスに
なるとしか思えません・・・・
目をあわさずにすり抜け一目散に自転車に飛び乗る俺・・・・
何にも悪いことはしてないんだが行動はますます変質者よりへと傾いてます・・・・
通報とかされたらどうしようかとか考えながら飛び乗った自転車のダッシュ感にまたもや
うっとりしている私。
やはり自転車には車では味わえないいろいろなドラマがありますな。どこまでプラス思考なんだ・・・
「電動アシスト自転車購入計画」の第一歩である「親父の電動アシスト自転車で往復30k
試乗体験ツアー」は第一歩兼ゴールとなったようですな。
なぜなら今週末には私も晴れて電動アシストサイクラーとなるからです。(苦笑)
しかしこれ見方によったら本当に変質者が言い訳しているみたいですな・・・・・(泣)