松下電器産業株式会社が、
「1985年(昭和60年)から1992年(平成4年)製のナショナルFF式石油温風機及び
石油フラットラジアントヒーターには事故に至る危険性があります。
当該対象製品を未点検のままご使用になりますと、一酸化炭素を含む排気ガスが、
室内に漏れ出し、死亡事故に至るおそれがあります。
対象製品のお引き取り(1台あたり5万円お支払いいたします)、もしくは無料で給気ホース部の
点検修理をさせていただきます。不使用の対象製品もお引き取りさせていただいております。」
※松下電器産業ホームページトップ(!)より抜粋
という広告をあらゆる媒体に高密度に掲載し始めてかなりの月日が経つと思われる。
最近流行っているのかいたるところに蔓延している収賄、偽証の類はここで語る以前の問題
なので放っておくとして・・・・
男前ですな!松下電器産業株式会社!
損得を度外視した(深く言ったら度外視はしてないんですがね・・)広報活動は最後の1台まで
回収するという意気込みがびんびんに(苦笑)伝わってきます!
商品を比較対象することにより数値やビジュアルのアドバンテージを消費者に押し付ける方法、
所謂「ナンバー1」を「勝者」とする「競争」をイメージさせる広告。
確かに商品を知る上で必要ですし大切であることは言うまでもありません。
がしかし!
ほとんどの人はほとんどのことに関して「素人」なんですな。
数値やビジュアルを「偽証」するのは問題外としても「整える」ことは広くわかってもらう為に
必要なことでもあるでしょう。しかし輪郭をきれいに揃えられたデータを素人がどこまで
解析できるのか不安になることも確かです・・・・
では消費者のセカンドオピニオンは?
それは商品を提供する側の理念、姿勢なのだと思います。
それは「競争」ではなく「追求」なのだと思います。
「競争」と「追求」、どちらも自分自身や周りの人々の充実度を上げるには必要なもので
思考を掘っていくとやはり物事の根本的な原理である「一対」「中庸」にたどり着くもの
なのかもしれません・・・・
また話が難解なほうに行ってますな・・・・
ということでどういうことかわからんとかいわんでください・・・松下さんが馴れ馴れしいですな・・・自分の失敗に責任を取ることに関し、損得を度外視した
姿勢をアピールし続けることが結果的に大きな得を生むことをわかってやっている
男前さに私は広告を見る度にうっとりしてます。
「次の電気製品はナショナルですな!」とか張り切ってるし完全に松下さんの広告戦略に
はまった「飛んで火に入る夏の虫」ってとこですな・・・(苦笑)