仕事上では基本的にすぐに人を信用しないよう心掛けている。
なぜなら、大きなものを扱うにもかかわらず
あらゆる人がお客様となり得るからである。
極端な話、初めての電話問い合わせで
「買うから物件止めて。」
と言われて即「はいわかりました」とはならない。
まず物件をきちんと見ているのか?
資金計画はできているのか?
そもそも本当に買うのか?
何度か会って話をした中である程度の信頼関係が
できていれば別であるが、まずこれを鵜呑みにして
話を進め実は買えなかった、買わなかったとなれば
私と売主の信頼関係にマイナスとなるし
何より売主に迷惑がかかる。
極端な例ではあるけど似たような話は日常茶飯事である。
なのでまずは信頼関係を築くことから始めていく。
冒頭のような方には「?」の部分を埋めて行きながら
会って話をし、こちらの状況や考えも理解してもらいながら
お客様の要望を受け入れる。また話が二転三転しても
繕えるように布石を打っておく。
そうして少しずつ足元を固めながら少しずつ進んでいくのである。