昨日は嫁が息子のサッカー遠征について行ってるため一人の夜となりました。
今風に言うと「プチ独身」ってとこですな・・・・
これは「糸の切れた凧」状態にたまにはなれってことだと思い(誰もそんなこと
一言も言ってませんがね)綿密なアバンチュール計画を立て始めました。
しししかし、よく考えたら(考えるまでもないですな)うちには室内犬がいるんですな・・・・
家で一人で飯食うのも寂しく、考えた末実家に「飯食いにいってええかな?」と
電話しました。
男だからか独立心旺盛だからかよくわからないんですがどうも実家に
積極的に足が向きません。金銭的な援助を受けるのも拒んでしまいます。
手ぶらで飯を食いに行くのも抵抗があります。
がしかし、最近ちょっと感じ方が変わってもちろん程度はありますが甘えるのも
親孝行なのかなと考えるようになりました。ただ酒ただ飯食えるしね
電話に出たお袋の声からは(なんかいつもよそよそしい息子が自分から
飯食べさせてって珍しいこともあるもんやなぁ、でもうれしいことやなぁー)
って感じのトーンがにじみ出てました。
「今日は寿司やけどええか?」
「ええんにきまってるやん」
そっかー、今日は親父の誕生日だ!でもまあ手ぶらでいっか。
弟も妹もすでに家庭を持ちこのだだっぴろい家に親父とお袋の二人だけ。
どの家庭でもいずれはたどる道なんだろうけどこの家のにぎやかな時を
知っているものにとっては胸が苦しい。
親父とお袋と3人で飯を食った。酒を飲んだ。嫁や孫の前では「おじいちゃん」を
演じなければならない親父は今日はいない。
親子の話をする。男同士としての話をする。人生の先輩後輩としての話をする。
瓶ビール1本飲むのが一杯一杯なはずの親父は、「もうやめとき!」という
お袋の声をBGMにし、にこにこしながら3本目を飲んでいる。
一人で飯食いに来て良かったと思った。
まあ家に帰ると犬がテレビのリモコンを噛み砕いていましたがね・・・・・(本気泣)