今日もいつものように
少し早い昼飯に自転車で近くのうどん屋さんまで出かける。
そして真上に昇った太陽の下を
近道と称して細道を通り家へと向かう。
夏である。
陽のまぶしさに稲の緑は一層映える。
用水でメダカやザリガニ取りに明け暮れた幼い頃も
小学校のプールに通い詰めた頃も
隠れてよく水を飲んだ部活帰りも
マリンスポーツに明け暮れてた20代も
幼い息子と汗だくになって遊んだ30代も
そして今も、
陽のまぶしさによく映える稲の緑はずっと変わらず、
この景色は見る度いろいろな感傷に浸らせてくれる。
そう思うと馬鹿暑い夏も愛おしく思えてくるのであった。