脳科学者の茂木健一郎氏は、いろんな
事象を脳科学的見地に沿って話す。
SNSや記事に対して心無いコメントを寄せる人が
絶えないのは脳科学者の立場から言うと
「認知的脆弱性」の表れと評価できるらしい。
部分だけを見てしまったり、主観的印象を
客観的な事実と勘違いしてしまったり
組織や社会がどのように動いているかと言う
ガバナンスやシステムの理解が欠けている
所謂「木を見て森を見ず」とか
物事を俯瞰して見ることができないって
感じのことを指しているのだろう。
心無いコメントを読むと腹も立つし
非難もしたくなるけど、これは人間の持つ
「認知的脆弱性」であると書かれている。
こうやって書いている私も人間であり
「認知的脆弱性」を持っていると思われる。
茂木氏は人の認知的脆弱性を感情的に指摘する自体
自身が認知的脆弱性に陥っていることに危惧を
抱いているのであろう。
自分と他人の認知的脆弱性を冷静に分析、指摘し
改善することが大切であると彼は締めている。