今年も路線価発表の季節がやってきましたな。
香川県に関してはここ最近ようやく下げ止まり感が見え
一部多少上がっている地域(本当に一部だけど)もあるけど
はっきり言ってこれ以上下げようのないところまで
来ているだけのような感じですな・・・
特に香川県は全国唯一の県下線引き(市街化区域と市街化調整区域と
線を引いて分けていること、市街化調整区域は市街化を抑制する地域で
原則として建物が建てられない)全撤廃県ですから線引き撤廃した途端
供給過多になって元々下落し続けていた土地価格に一層拍車がかかった
状態ですな。最近はそれらを是正するかのように農用地の扱いや開発許可
基準に手を加えることにより抑制を働きかけているようですけどね。
高松市が掲げている「コンパクトシティー計画」から鑑みても
無秩序な建物の乱立は避けたいところなのは想像に難くない。
人はこれから減っていくのである。特に地方でのそれは
ひっ迫している問題でしかも減るだけでなく少子高齢化という
いびつな人口分布にももう片足を突っ込んでいる。
そりゃあ供給する土地建物は増えて人は減るのだから不動産は下がる。
理論上土地建物の供給を0にしても人は減るのだから不動産は下がる。
そして余る。いや余るから下がるのか・・・
そもそも高松のコンパクトシティー計画って中心地に都市機能を
集約してその周辺に居住拠点を作ってそれらを公共交通機関で
結んだコンパクトなシティーを作ろうってことでそれ自体が
中心地及び拠点以外は切り捨てざるを得ないですなと
言われているような気がしてならないですな・・・
まあ実際そうしなきなきゃ人口減、過疎化、少子高齢化に
対応できない、背に腹は代えられない策なんだろうけど。
というわけで私の営んでいる不動産業についても
大変な危機感を抱いています。特にメインにしている
売買仲介については価格の下落=仲介手数料の下落であり
人口減少=売買件数の減少なのです。
やはりこれからは空家の活用や相続、リフォームというところに
より目を向けるとともに悩みを解決できる提案力に磨きをかけ
売買仲介に限らず、いや不動産に限らないライフプランの
アドバイザーとして人間に磨きをかけていきたいと考えています。
なんか路線価の話から脱線してとりとめのない感じになりましたが
推敲するのも面倒なのでこのままあげときます・・・