スーパーレシーブ、ダイビングキャッチ。
ファインプレーを連発できる人はみんなに一目おかれますな。
がしかし、ほんとにすごい人はほとんどの人に気付かれないんですな・・・・
なぜなら相手の実力、癖、味方の位置取り、天候、ゲームの流れを基に
高い精度で落下ポイントを予測し、あらかじめその場所へ移動しているからです。
逆にほんとにすごい人がスーパーレシーブやダイビングキャッチをする時は
下手な人がたまたますごい打球を打ったとか上手な人が意志に反して
当て損ねたときなんですな。
いつも言ってることだけどこういう物事の根本的なことって一事が万事で
実社会のあらゆることに当てはまります。
例えばバードストライクが発生したにもかかわらず機転を利かせハドソン川に不時着、
一人の死者も出さなかったサレンバーガー機長のファインプレーは全世界の人々が
称賛しました。
しかしバードストライクから乗客を守るため毎日研究を重ね、そのおかげで
被害が縮小していることについては少なくとも「ハドソン川の奇跡」が起こるまでは
ほとんどの人が気にも留めないどころか全く知らなかった人も少なくないでしょう。
冒頭にあげたスポーツは同じ立場に近い人間の比較であり「ハドソン川の奇跡」の
事例については操縦士と研究員という全く違う立場の人間なのでそのままあてはめるのは
いささか乱暴かもしれませんが、本当にすごい人はアクシデントを未然に防ぐため
見つけにくいってことなんですな。逆にその研究や規則でどれだけ不幸が未然に
防がれているか気付けず本当にすごい人が編み出したものを「無用の長物だ」などと
罵倒する人もいますしね。影のすごい人のおかげで不幸が半減されているのかも
しれないのに、不幸が起きてない時は自然に起きてないと思える人たちです。
経済についても政治についてもそれらを含む歴史についても当てはまることです。
こういうことを頭においてニュースを見たらまた違った観点で物事を考えられるように
なるかもしれませんな。せめて本当にすごい人の足を引っ張るようなことだけは
しないようにしたいもんですな。マスコミが罵倒する人になっているケースもあるし・・・・
あんまり写真がないんでいつも拝んでる車のメーターでも撮ってみました。手抜きしすぎですな・・・・