先日、郊外の住宅用地の売買契約時のことである。
買い側の仲介業者として契約に同席している私は売り側業者が重要事項の説明を
しているのを横で聞いていた。
「給排水は前面道路に埋設されていますので引き込みは容易です。」
ん?先日住宅用地の売主に直接確認したところ敷地内に引き込みしていますとのことだったが・・・
現地見た時にも引き込みがあったことを記憶している・・・ような気がする・・・オイオイ
(その時はどの区画を購入するのかわからなかった為、区画全体の写真しか撮っていない)
しかし説明の通り重要事項の添付図面(給排水埋設図)にも引き込みが記載されていない。
引き込みは容易といってもお金がかかる。
「先日売主さんに確認した時は引き込み済みとのことだったんですが?」
と初めてみる図面の前で売り側不動産業者に問う。
「んー、じゃあまた後で確認して相談しましょう。」
いや、相談したことを双方確認し署名捺印するのが契約なんですが・・・・
そんなの重要事項できちんと説明しました、署名捺印もいただいています。
と後で言われたら買主サイドは何も言えないやんか・・・
売主への口頭確認のみでうろ覚えだった現地引き込みの再度確認を怠った私にも非はある。
多分引き込まれている、では手数料をいただく仕事とはいえない。
しばらくの沈黙後、
「じゃあ私が今から現地見に行ってきます。」
と言って片道30分の道のりを走りました。果たして・・・・・
しっかりありました。(喜)
どの場所のものかわかるように周りの風景も一緒に写真に収める。
そしてふたを開けて中身があるかどうか確認する。
帰ったら売主さんが施工図面を引っ張り出してきて引き込みの確認終わってましたがね・・・・(泣)
しかし現場での目視確認は基本中の基本でいくら丁寧にしても丁寧すぎるということはないので
これで良いのである。
ついでに境界の写真も全て撮って帰りました。
おわり。