優劣、勝ち負けを明確化する競争が嫌いである。
厳密に言うと「ルールのぼやけた中での」という前置きがつく。
即ちルールが厳格化されたスポーツを含むゲーム内での競争は
その中に含まれない。
社会自体のルールがぼやけているのである。
競争自体に不公平感が漂う。
犯罪の枠外はほとんどフリーである。
サッカーで言うならボールがゴールに入ったら1点って決まりの枠外は
ほとんどフリー、オフサイドもファールも本人の倫理観に委ねるようなものである。
私が社会と一番接している仕事にもぼやけたルールの中での狂騒競争は
日常茶飯事であろう。
顧客の取得競争、そのアドバイスは顧客の為か、それともとりあえず依頼をもらう為か?
哀しいかな、顧客の為のアドバイスはとりあえず依頼をもらう為のアドバイスに負けることが
多いのは事実なのである。良薬は口に苦いのである・・・・・
こっちが厳格にオフサイドやファールを気にしても競争相手が気にしなければ
よほどの実力差がない限り負けてしまうのである。勝つ為にはこちらも同じ土俵に
立たざるを得ない。
結果一番損を蒙るのは顧客となる。
そういう思いの元、独立して12年。多く儲けることより長く仕事に携わることを考え続け
毎日を過ごしている。いろんな同業者の中で一番〇〇だったからではなく、最初から
この人に、という依頼スタイルを目標に毎日を過ごしている。そしてそれは立派な社屋、
会社の規模、そして紙やネット媒体の物質的広告ではなく、自分の仕事ぶりが一番の
広告になると思い毎日を過ごしている。
あんまり儲からないが、家族を養え、趣味のスポーツを楽しみ、気の置けない友人と
飲めるぐらいは何とかなるものである。(笑)