4時半起きの消防のポンプ車操法訓練もあと1ヶ月を切った。
「松本君も若くないし体力が持たないよなぁ。」
「さすがの松本君も若いもんには負けるよなぁ。」
私は選手の中では年長であり選手を卒業した先輩が心配してくれる。
しかし自慢じゃないが1週間のうち平均して3キロ泳ぎ10キロ走り50キロ自転車乗って
週に2回インディアカの練習行ってまだ時間があればまだビリー君と戯れているんですよ。
大概の若いもんには負けない自負はある。
しんどいのは体力とか年じゃなくて4時半起きという夜型生活者の私の生活リズムを
崩されていることが原因なのである。
しかし確かに若くないから生活リズムが狂ったらしんどいし長期の全力疾走を含む練習は
疲労が抜けるより蓄積していくほうが大きいようにも思える。
と考えれば先輩の言うこともあながち間違いではない。
が、ただ単に体力がないとか若い者に負けているのでもない。
かといって上のように説明をして、私のこの考えが正確に伝わる前に
運動量の自慢とか生活リズムを言い訳にしてるとか
自分の若さを過信していると思われるのが関の山である。
先輩の性格、言葉のタイミング、ニュアンスからすれば可能性としては少ないが
「さすがの」の言葉は私が先輩の言葉から感じた以上に私を理解してくれているのかも
しれないことも否めない・・・・・
と1秒ぐらいで考えて結局
「そうですなぁー。」
という答えになる。
早朝の先輩との会話を例にとって話してみたがこういうような例は毎日起こっていることである。
逆に考えてみると考える人は質問がうまい。
人の顔の数だけあるその人の価値観に当てはまる言葉を引用する。
考えない人は自分の価値観の言葉を引用して相手にうまく伝わるかどうかより自分がうまく
言えたかどうかのほうが優先順位が高い。
考える人は相手が相手自身の価値観に基づく言葉でしゃべっているのを自分の価値観に
翻訳できる。所謂聞き上手である。もうちょっと掘り下げるとしゃべらせるのがうまいのである。
で「質問がうまい」に還るのである。
トラブルの多くは言葉に関する価値観の相違を両者とも認識していないまま話を進めていくことから
始まっていくことも付け加えておきます。
例えば上の「若い」という言葉にしても単純に共通で認識されている意味で見ても褒め言葉にも
けなし言葉にもなる上、本人が何をもって若いと定義するか・・・・
それによっても褒め言葉、けなし言葉と極論とはならずとも質問者の意図に反してポジティブ寄りが
解答者にとってはネガティブ寄りに伝わることは多々ありそれがトラブルの種となりうるということです。
そこまで説明すれば「そうですなぁー。」の私は明らかに会話が面倒くさく放棄したいと
思ってることがばればれになってきますな・・・(苦笑)