仕事柄裁判に関する事例や具体的な手続きについて
詳しい同業者の方と話をする機会がたまにある。
その方は自身の豊富な経験談を話しながら具体的な
手続きの進め方や相手への対応を教えてくれる。
驚くべき知識と経験量である。
逆に言えばそれだけ裁判しなきゃならない
トラブルに発展しているとも言える。
よく野球の守備で例えるけど
究極のファインプレーはボールの落下点へ
走り込みダイビングキャッチをすることではなく
ピッチャーの投げるコース、
打者の打球方向の傾向や打力、
ランナーやアウトカウント、
試合展開、風の向き強弱等、
あらゆる要素を元に歩いて取れる範囲の
誤差のところまで落下点を予測し
凡フライのようにキャッチすることなんだと思う。
ダイビングキャッチを否定しているわけではない。
打った本人も予想外の方向へ飛ぶ打球もあるし
ピッチャーの失投や突風もあり得る。
その時の為にダイビングキャッチも
磨いておかなければならない。
ただ其のダイビングキャッチは想定外の事への
対応だとしても自分の予測不足を恥ずものとし
決して自慢できるものではないと考え次回は
予想外の打球の可能性やピッチャーの失投、
突風すら予測に加味できるようにありたい。
難しいことではあるけど少しでもその域に近づけるよう
常に自問自答しながら前に進んで行きたいものである。