土曜日の晩、家には一人っきりだし面白いテレビもないし
何となく手持無沙汰だったのでふらーっと近くのおでん屋に寄った。
地元人ご用達の店なので誰かいるかなと思って覗いたのであるが
私一人で貸し切り状態であった。
んー、誰か誘ってみようかな・・・・
とは言うものの突然誘われるのには慣れているんだけど
突然誘うことには全く慣れていない・・・・
携帯電話を持っては置き、また持っては置き・・・・・
何回か繰り返した後、意を決してY本先輩に電話をする。
「今おでん屋おるんですけど、もし暇だったら一緒にどうっすか?」
「んー、遠いなぁー。」
「了解です!じゃあまたの機会で!」
「いやぁ、いつも俺から誘うばっかりやし、松本から誘うなんて滅多にないしなぁ。」
「いやぁ、気使わんといてくださいよ。」
「じゃあちょっとだけ付き合うわ。」
「いやぁほんまかまんですから・・・・・」
「いや、行く!」
うーむ・・・・気を遣わせてしまったなぁー。
こうなることが予測されるのでどうも誘うのは苦手なのである・・・・
20分後、
「おむぁたすぇー」
Y本先輩の登場である。「お待たせー」の言葉がおかしい。
もう酔っぱらっているのか?
とおもむろに自分の背後から歩いてくるY本先輩の方へ振り向くと、
Y本先輩の顔面左半分があり得ない位膨張しているのである!
イメージで言うと左半分こまわり君である・・・・
「どしたんですか!」
「けんびき。」
とY本先輩。俺が今まで見たけんびきなんて屁のつっぱりにもならんですな・・・(意味不明)
ちゅうかそんな大変な状態の時ぐらい断ってくれよ先輩!
自分から誘うなんて1年に一回あるかどうかのなのになんてタイミングが悪いんだ俺!(泣)
誘うの苦手なの通り越してもはやトラウマになってしまったといっても過言ではないですな・・・・