今年も基準地価が発表されました。
「23年連続ダウン」
「下落幅は減少」
ここ数年変わらない見出しですが
そもそも0.6%下落(その地点では1㎡で200円、
坪で言ったら約60.5円)なんて
鑑定する人による当てはめる考え方の違いにより
出る差の範囲内なのではと考えられないこともないので
「下落」という言葉が適切かどうかなんて思ったりします。
だって建物の
「中古戸建住宅が一律に20年から25年ぐらいで
市場価値が0になるとされる取引市場の慣行を
改善するための基本的な考え方が示されました。
~中略~
例えば長期優良住宅であれば100年の耐用年数を
許容するとしています。」
と平成26年3月に国土交通省が謳っており、
先月ぐらいから公益財団法人不動産流通推進センターが
発行する「戸建住宅価格査定マニュアル」でも
AAAランクである建物の耐用年数は100年となっています。
いきなり考え方を変えて耐用年数4倍!
極端に言うと今まで25年で0になった
建物査定価格が4分の3残るんです!
例えば築25年3000万円(AAAランクなのでこれぐらいかな?)の
家であれば半年前に査定したら0だったのが今査定すると
2250万円の査定となるんですな!
※あくまでも極端な例です。また、「査定価格」と「売れる価格」は必ずしも同じではありません。
というのを考えるとね・・・・
まあその他不動産関連の改正にしても国は改善するよう
意思を持って進めていることであり正解の一つでは
あるのだろうからこれがお客さんにうまく伝えられるよう、
そしてうまく活用していただけるよう日々活動することが
私たち不動産業者の使命なんでしょうな。