通称サンフラワーロード。この幅員約22mの高松を南北に走る道路が開通して
早いものでもうすぐ6年がくる。
私の拠点が高松の南に位置するためこの道を使う頻度は高い。
仕事中いつものようにこの道を走っていたら珍しく点滅の信号に足を止められる。
特に急いでもなくぼーっとしながら周りに目をやる。
懐かしい建物が目に入る。
今はその名残も全くなく知っている人でなければわからないのだろうが小火(ぼや)があった建物である。
まだこの道路が開通する前、このあたり一体は区画整理事業地内で新しい道、古い道、
作りかけの道、そしてその間を田んぼや川が寸断している生まれ変わる最中の街であった。
無線での出火情報を聞くや否や当時まだ開通していない夜中のサンフラワーロードをポンプ車で疾走する
消防団員のY先輩、そしてポンプ車に乗り遅れた同じく消防団員の私は自分の車で追走する・・・
サンフラワーロード(当時は予定)沿いにある現場からは火が見えている・・・・
そのまま真っ暗で先の見えないサンフラワーロードを直進するY先輩。
回り道する私。
そして先に現場に着く私。あとから来てしょぼんとしているY先輩。
当時の出来事を信号待ちの車の中で一人思い出し笑いしている私。
じゃああれからもう7年近くなるのかぁー。
「プッ、プッ」
後続車から発信の催促音。
信号はとっくに青になってるらしい。
ちょっと焦り気味に車を発進させる私。
次ここに止まって思い出すのはいつかなぁとか思いながら、
そして次Y先輩に会ったらこの話して2人で笑おうとか思いながら、
たまには信号に止められるのもいいもんだなぁとか思いながら・・・(笑)