「月刊不動産流通」、これをみんなに見えるように持って歩いているだけで確実に「切れる奴」との評価を同業者が下してくれるありがたい雑誌である・・・・かどうかはわかりませんが(苦笑)非常に中身の濃い月刊業界紙であることは確かです。あまりに内容が濃いため読みきるのに時間がかかるのが難点ですが・・・・そのため毎月は読めていないのが現状なのですが必ず読みたいのがいつも興味をそそるレポートです。今回のテーマは「新・集客手法研究~多様化する住宅購入者ニーズを探る」です。いくつかの現場の最先端を走るオンリー1業者(またこのインタビュー先の選び出しがどうやって探しているのかにくいほどうまい!)にスポットを当てながら何がオンリー1なのか、その特長をどうやってあみだしたか、効用はどうなのかを具体的な例を語る業者の言葉を引用しながらキーワードを練り上げていってます。またそのキーワード群により更に新たなキーワードを浮かび上がらせる筆力はさすがですな。現場から、同業者から、活字から、いろんなとことから得た情報により抽象的に浮かんでいる今自分が進むべき道をまとめ上げてくれている感さえある本書を、自分で考え進んで行く人はぜひ読んで自身の思考能力の幅を広げるツールとして使えば大きな武器になるのではないでしょうか?今回のレポートも非常に面白く具体的な内容にもふれたかったのですがこれは読んでのお楽しみ。レポートをはじめ盛りだくさんの内容は、どの部分により感銘を受けるかいろいろな発見のできる本なのであなたのスタンスで読んでみてください。54ページなんか特に・・・・・