目まぐるしく変化する経済状況は、いとも簡単に個人の家計を破たんさせてしまうことが珍しくなくなって
きました。ひと昔前であれば家計の破たんと言えば家族内の誰かのギャンブルや異性関係での浪費が
主な原因でしたが、今や原因の多くは勤務先からのリストラ、勤務先の倒産、賃金の大幅なカットと
なっています。

報酬や給料は大幅に下がるけどローンは同じように下がってくれないですから、当然収入に占める
ローン時払い額の割合は増え家計を圧迫し、思い切った家庭内事業仕訳に成功しない限り
自分を筆頭とする家族が日々慎ましくきちんとした生活を送っていても家計が破たんすることが
起こり得るのです。

そんな中、タイミング悪く破たんの危機に瀕した場合には、決して自暴自棄にならず、考えるのを
あきらめず、粘ってみようという試みが任意売却です。粘ったところですぐに危機を脱するわけでは
ないですが踏みとどまることは可能です。そうすれば再起のチャンスも十分残されます。